1億2702万分の一(平成27年1月1日現在)
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パスポート強制返納について

最近、ISILによるテロ人質事件に絡んで、ジャーナリストが危険地帯に踏み込むこと、そして人質となった場合の対応について議論が盛り上がっています。

その最中、フリーカメラマン杉本祐一氏がシリアへ行くことを計画していたとの理由で、外務省よりパスポートの返納を求められました。

その杉本祐一氏が記者会見を行ったので、これについて取り上げたいと思います。

【全文】「ISILの支配地域に行くつもりはなかった」〜パスポートの返納を命じられた杉本祐一氏が会見



結論から言ってしまえば、パスポート返納は妥当だと思います。(”正当”ではない)

記者会見だけを見ても、杉本祐一氏を「危険地帯に行っても大丈夫な人物」とはとうてい思えないからです。

そう思う理由はふたつ。

(1) 杉本祐一氏が迂闊な人だから

ところが、新聞記事で、私がシリアに行くこと、さらには詳しい日程まで、掲載されてしまい、本当に驚きました。私は静かにシリアに行き、また静かに帰国することを望んでおり、全く不本意なことだったのです。



新聞記者に詳細を言ってしまっている時点で、この人は危機管理ができない人と思います。
穿った見方をすれば「オレ、シリアに行くんだぜ!」と宣伝したかったのかもしれないとすら受け取れます。

杉本氏:弁護士の方とは、昨日の夜、ちょっとお会いして、ご挨拶程度の接し方をしただけです。この会見にもご同行をお願いしたんですが、別の用事があるということで、じゃ一人でということだったんですが、今の質問で僕も燃えました。最後まで行きます。



記者会見の途中で、弁護士に相談もなく、いきなり思いつきで「訴訟を起こします」と公表してしまう。
冷静な判断ができない人と見なさざるを得ません。

私としましては、自分のパスポートを取り戻したいのはもちろんのこと、私の事例が悪しき先例になり、他の報道関係者まで強制返納を命じられ、報道の自由、取材の自由が奪われることを危惧しております。



シリア行きを強行することで、悪しき前例が作られてしまうかもしれない、と思わなかったんでしょうか。
先のことをまったく考えてないように見受けられます。


以上のように、危険地帯に行って大丈夫な人とは、とうてい思えません。


(2) 杉本祐一氏は公正公平な視点を持っていない

街に出たら、「写真を撮っていいですか」って言われたことがありました。「国賊ですけどいいですか」って言ったら「国賊大好きです」って言われたり。「あんたこそ侍だよ」と言ってくれた人もいます。



全体にわたってそうなのですが、杉本祐一氏は自分に都合のよい情報しか見ていません。
あるいは都合のよい情報しか出していません。

このような人が危険地帯にいって、有用な取材ができるのか、と疑問です。
個人的に取材に行くのはかまいませんが、今現在は国を巻き込んだトラブルに発展するリスクがあります。

杉本祐一氏がこのリスクを背負う覚悟を持っているとは、その言動からとうてい思えないのです。

以上の2つの理由を主として、私は今回のパスポート返納を妥当と評価しています。

杉本祐一氏は「裁判を起こす」と息巻いていますが、思慮の浅い方のようなので、どうなるかはわかりません。


パスポート返納問題について、今回に限っての考察を述べました。

もう少し一般化させた考察をまた書きたいと思います。


【 2015/02/12 (Thu) 】 社会 | TB(0) | CM(0)
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