1億2702万分の一(平成27年1月1日現在)
091234567891011121314151617181920212223242526272829303111

JASRACを叩いている人たちは、全員世間知らず

若かりし頃、モテたくてバンドをやってた皆川です。こんにちは。

モテませんでした。

それはさておき、最近ザワザワしている音楽業界。JASRACが音楽教室から著作権使用料を徴収する方針と発表したことを受けて、いろんな人たちが騒いでいます。

今回の件でよくわかったのは、「音楽やってる人たちがいかに世間知らずか」ということです。

音楽教室からの徴収が法的にどうなのか、それだけが問題です。

これが合法と判断されたとき、不服があるのであれば徴収の根拠となっている著作権法を変える努力をすべきです。


ところがアーティストって呼ばれるみなさん、みんな「JASRACが悪い!」の大合唱。及川眠子さんとか、宇多田ヒカルさんとか、松本人志さんとか。

宇多丸さんにいたっては「ヤクザ」とまで言っちゃってます。

宇多丸は「音楽人口を育てるための教室でしょ?」と音楽教室の存在意義を確認した上で、「子どもたちに音楽を教える場」からの徴収に「ぶっちゃけヤクザな手法ですよ!」と声を荒らげた。


RHYMESTERの宇多丸 著作権使用料めぐるJASRACの新方針に「ヤクザ」 - ライブドアニュース



正義感で発言してるんだろうけど、番組的においしいとも思ってるんだろうけど、子どもじみてます。

たびたび批判されるJASRAC。宇多丸はこうした姿勢のために同協会への批判が止まらないのだとし、



だってJASRACは「徴収を拡大していく立場」の団体なんだから、当たり前じゃん。

相手の立場も理解せず、自分の都合で「お世話になってます」「コレはダメ!」と態度を変える方がガキです。自分を何様と勘違いしてるのか知らないけど。


JASRACは法律に従って徴収しようとしているだけですし、徴収されるお金が増えたら分配を受け取って懐が潤うアーティストもいるはずです。懐が潤ったアーティストは、これを原資にまた音楽活動に精を出せることでしょう。

そんなことはお構いなしに「JASRACが悪い!JASRACが悪いんだぁぁぁぁ!」って泣き叫んでいる方々。ちょっとは世の中の仕組みを勉強してください。


よろしいですか。今回の徴収が「合法」と判断された場合、それは「今まで徴収できたけど、してなかった」ってことになるんです。

今までが甘かっただけなんですよ。


会員制のコンサートと、音楽教室の模範演奏、どう違いますか。

違いは「聴かせるため」か「教えるため」か、目的が違うだけです。

そして会員制コンサートだと、著作権使用料は徴収されます。

じゃ、音楽教室の模範演奏も徴収されておかしくないわけです。

著作権法には「教育目的なら払わなくていい」なんて書いてありません。「教育機関なら払わなくていい」とは書いてあります。


「音楽教室は音楽の発展に寄与するからいいんだ」とか「音楽人口が増えて徴収額が上がるのにバカなことを」とか批判してるみなさん、バカはあんた方です。

よろしいですか。今回のJASRACの徴収方針は「営利目的で運営されている音楽教室から」なんです。

音楽教育のための演奏は、元々徴収されません。今までもこれからも。教育機関での音楽教育であれば。

(学校その他の教育機関における複製等)
第三十五条  学校その他の教育機関(営利を目的として設置されているものを除く。)において教育を担任する者及び授業を受ける者は、その授業の過程における使用に供することを目的とする場合には、必要と認められる限度において、公表された著作物を複製することができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びにその複製の部数及び態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。
2  公表された著作物については、前項の教育機関における授業の過程において、当該授業を直接受ける者に対して当該著作物をその原作品若しくは複製物を提供し、若しくは提示して利用する場合又は当該著作物を第三十八条第一項の規定により上演し、演奏し、上映し、若しくは口述して利用する場合には、当該授業が行われる場所以外の場所において当該授業を同時に受ける者に対して公衆送信(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を行うことができる。ただし、当該著作物の種類及び用途並びに当該公衆送信の態様に照らし著作権者の利益を不当に害することとなる場合は、この限りでない。



営利目的の音楽教室だから徴収します、って話なのよ?


中には「鼻歌を歌っても徴収されるようになる」なんて超絶バカなことを吹聴してる超絶バカがいます。

例えば、この人です。

この解釈は無茶があり過ぎで、これに従えば鼻歌で著作権ものの歌を人前で歌えば、著作権料を支払わなければならないということになってしまいます。


日本音楽著作権協会の方針は危険な考え - 録画人間の末路



この人は著作権法を読んだことも勉強したこともないでしょう。

演奏権の話になったら演奏権しか考えない。

(営利を目的としない上演等)
第三十八条  公表された著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名義をもつてするかを問わず、著作物の提供又は提示につき受ける対価をいう。以下この条において同じ。)を受けない場合には、公に上演し、演奏し、上映し、又は口述することができる。ただし、当該上演、演奏、上映又は口述について実演家又は口述を行う者に対し報酬が支払われる場合は、この限りでない。



みなさん、遠慮なく鼻唄を歌ってください。ただし、その鼻唄を聴いた人たちから料金を取ったら著作権使用料を徴収されます。


アーティストを初めとする音楽家のみなさん、飯のタネに関係する基本的な法律くらい、知っててください。

知った上で、何か不満があるのであれば、著作権法を変える努力をしてください。

JASRACを叩いて方針を変えさせたって、将来に他の権利管理団体が出てきたらどうなるのかわからないんですよ。


【 2017/02/09 (Thu) 】 社会 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://haruchi.jp/tb.php/72-3d3281c5

リンク